第92回「偉人」

 こんにちはー(^^♪
 顔文字を使うことにもまったく抵抗がなくなってしまいました。やはり時代の流れってすごい勢いですよね。私今年で39歳なのに、LINEもFacebookもフツーに使ってます。「外来語が多すぎて精神的苦痛を受けた」とNHKを訴えた人が敗訴してましたが(苦笑)、やはり、流れも文化の一つですから、個人的な思いだけでは止めることはできないでしょうね。
 
 さて、そんなめまぐるしいイノベーションの連続にさらされる現代の「偉人」とはどんな人でしょう? 例えば戦の多い時代でしたら、覇権を争って権力をもった人が「偉人」だったりしますよね。平清盛とか織田信長とか……。近代ですとやはり命の危険を伴いながら、改革を断行した人だったりするのでしょうか。坂本竜馬とか……。
 そんな、本当におびただしい犠牲の上に成り立つ平和で産業の発達した現代、やはりその産業を成した方々は確かに「偉人」ですね。松下幸之助や豊田喜一郎などなど。
 それはもちろんその通りなのですが、私の考える「偉人」はちょっと違ったりします。
 というのも、起業していろんなところで皆さんが「すごい」「すごい」とおっしゃってくださいます。
 それは単純にうれしいのです。ほめられるの好きですから(笑)。しかし、私は当然自分が「すごい」とは思いません。やりたいことやっているだけですしね(^_^)
 それで「すごい人」、つまりは「偉人」とはどんな人を指すのかなぁ……と考えたときに、私の中で明確な答えがあったのです。
 それは、家庭を持ち、家族仲良く、子供や夫婦でときには喧嘩もしながら、幸せなまま子供を成長させることができるご両親です。私にとって、これ以上の「偉人」はいません。
 その長い戦いはどんなにかすばらしいことでしょう。私は家庭が機能しなかったゆえになにかが欠けてしまった子供たちをずっと見てきました。父や母の愛情が満ち足りていたなら、食べるに困らない経済力のある両親だったなら、家庭でいろいろなことを共有できる時間を持った家に育ったなら、決してこうはならなかったのに、という大きな傷と陰にさいなまれている子供たち。
 あの子たちの傷を、どのように癒せるだろうと日々考えながら、一方で家族が大好きだと口に出して言える子供たちのご両親を称賛せずにはいられないのです。
 そんな家庭がひとつでも多く増えることを願っています。
 がんばれ、偉人候補生のみなさん!!
 


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